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SIerとWeb系企業には天と地の格差があります【両方経験したwebエンジニアが語る】

最終更新日:2019/04/22

脱SIer
どうもフリーランスエンジニアのぞえです。
今では、Web系企業で働いているものの、以前は小さい会社でSIerの業界構造の末端として働いていました。

SIerの末端だった僕がこの記事を通して伝えたいのは、エンジニアとして働くなら絶対にWeb系企業に行くべきだということです。
実は、SIerとWeb系では待遇に天と地ほどの差があります。

わかりやすく説明すると、イケイケプログラマーはWeb系、IT土方はSIerに勤めているのです。

この記事では、SIerってなに?Web系ってなに?という話から初めて、Web系企業に就職するまでの方法をご紹介します。
SIerの下で辛い思いをしている人や、就職活動で悩んでいる人、未経験からWeb系を目指しているの一助になれば幸いです。

SIerとは

SIerは(エスアイアー/Systems Integrator)のことです。
SIerが何をやっているかというと、主に非IT企業や官公庁等からシステム開発の依頼を受けて開発を行っています。

非IT企業や、官公庁等は内部にエンジニアがいないので、何かシステムを開発しようと思った時にSIerにお願いをするわけです。

SIerの担当するシステム開発は大規模のものが多く、業界構造は以下の図のようになっています。

SIer 業界構造

1次請け/2次請けは基本的にプログラミングを行わないので、SIerでWebエンジニアとして働く場合は3次請け以降の会社に行くことになります。

ですが、ここで問題点が発生します。
実際はSIer業界構造がこのような綺麗な三角形ではないのです。

以前僕がやっていた仕事では、1次請け → 2次請け→3次請け→エンジニア僕一人
なんてことがありました。

どう考えても頭でっかちで、1次請けと2次請けは搾取してるだけですよね。
つまり、SIerの下で仕事をすると、ピンハネが半端ではないのです。

SIerに勤務すると大体以下のようになります

  • 1次請けSIer 給料がいいけどプログラマーにはなれない
  • 2次請けSIer 給料は普通でプログラマーにはなれない
  • 3次請けSIer以下 給料も悪く人権がないプログラマーになりやすい

SIerの一次請けは悪くない

エンジニアではありませんが、SIerの1次受けに勤めるのは悪くありません。

SIerの平均年収1位の野村総合研究所の平均年収は、1122万円。
NTTデータなどは795万円と一次受けのお給料はめちゃめちゃいいのです。

Web系とは

今までは、SIerについて説明しましたが、次にWeb系企業を紹介します。
Web系の企業とは、自社開発をしている会社のことをさし、有名どころだとメルカリなんかがあります。

自社開発をしている企業全てを指すので、mixiやcookpad、楽天などもWeb系ということです。

Web系とSIerの特徴と比較

以前勤めていた会社と、今の会社の比較です。

Sierの末端として仕事をしていた場所の特徴

  • パソコンが低スペック
  • エンジニアなのに雑用をさせられる
  • 給料が低い
  • 進捗管理の担当だけ大量にいる
  • エンジニアのスキルレベルが低い
  • コミュニケーションツールが口頭とGmail
  • 謎のミーティングがある
  • 権限を重要視しすぎて身動きが取りづらい
  • ギスギスしている
  • タメ語
  • WordPress案件が多い

Web系の企業はいいとこずくしです。

今現在Web系で働いているのですが、SIerの末端だった頃との違いはこんな感じです

  • 給料がいい(時給は4倍ぐらい)
  • 圧が少ない
  • 義務ではなく改善していくから楽しい
  • エンジニアに対しての理解がある
  • モダンな技術要件
  • 支給されるパソコンが3万円から20万円のものに
  • 自社サービスに愛着心がつく
  • コミュニケーションツールがslack
  • 必要最低限のミーティングがある
  • 敬語
  • 笑顔が多い

ざっと思いついただけでもこれぐらいありました。
これだけだと分かりにくいと思うので、詳しく説明します。

Web系はSierより給料がいい

Sierはピンハネしてなんぼといった空気感があり、給料が上がることはなく、1年間ずっと研修の金額で買い叩かれたことを思い出します泣
ですが、レバテックというフリーランスエージェントに登録し、Web系に勤務先をあげた瞬間に給料が大幅にアップしました。
一般的にWeb系は実務力重視でSIerの場合はどこのレイヤーに所属しているかによって給料が変わるので、本当に転職してよかったです。

Web系はSIerより圧が少ない

Web系でも進捗の報告はありますが、SIerではクライアントに渡す納期が決まっているので、進捗管理が鬼のように厳しくてめちゃめちゃ辛かったです。
ノルマも厳しく、達成できなさそうなので家でやるなんていうこともザラです。
3次請けなんていうのは底辺中の底辺で、実質時給なんて500円ぐらいでした。

世の中でいうIT土方っていうのは間違いなくSIerの3次請け以下の場所で働いている人のことをさしていますね(確信)

Web系企業に進んだ今では、進捗の報告等はあるものの、圧を感じることがなく自社サービスの改善をみんなでやっていく環境が楽しいです。

Web系はエンジニアに対してのリスペクトがある

SIerは上流工程 = 偉いという悪しき文化があります。
ですので、末端で働くエンジニアのことを上司はIT土方。
金のなる木としか思っていません.
そして、SIerは業界構造的に上下関係が厳しいのか、めちゃめちゃタメ語です。

社長が2次請けやクライアントには声色を高く、はい、もしもし〜なんて言っているのに、僕に話すときは低い声で権威性を発揮していたのを思い出しますね。
キーでいうとmid2fとlowGぐらいの差です。

一方、Web系ではエンジニアへの尊敬があり上司の方でも敬語を使ってくれるので心労が殆どありません。
全員が全員自分の待遇に満足しているので、にこやかで楽しいです。

SIerよりWeb系の方がモダンな技術要件の場合が多い

Sierでは、既存のプロジェクトの改修案件が多く、古い技術を使用している場合が多いです。
Web系の場合(特にベンチャー企業)だと技術レベルの高い案件に関わることができるのでWeb系のが自分の市場価値をあげるのに向いている点でWeb系に勤めることをオススメします。

もちろんWeb系といっても古い技術を使用していることがあると思いますが、SIerに所属している限り古い技術から逃れることができないというのが違いです。

笑顔が多い

SIerでも笑顔が多いところはあるとは思います。
ですが、自社開発の企業の方が圧倒的に笑顔が多いように感じます。
SIerも3社ほど見たことがあるので、結構当たっているのでは。

SIerの唯一いいところ

SIerだとWordPress案件が多いので、WordPressに詳しくなることが可能です。
おそらくSIerのいいところはそれだけじゃないかと。

SIerでもスキルアップは可能

SIerでも、モダンな案件を任してもらえることもありますし、全然スキルアップすることは可能です。
SIerの問題点はただ労働環境が劣悪な場合が多いところだけです。

実際に、僕は勤務時間外も自分の受け持っている案件のことが頭から離れず、こんなところからは抜け出してやると頑張っていました。
そうしたら、結果として一年でWeb系の企業で働くフリーランスエンジニアになることができました。

この記事では、頭ごなしにSIerを批判してきましたが、Web系にもやばい会社はいっぱいあります。
大切なのは労働環境の悪いところでずっと働き続けないことです。

とはいってもSIerは環境が劣悪な可能性が高いので、就活生の人は絶対にSIerはやめましょう。

SIerから脱却する方法

ここからは既にSIerで働いている人向けにSIerから脱出する方法をご紹介します。

スキルがあるという方

既にスキルがあるという方は、フリーランスエンジニアになってWeb企業に参画するのがオススメです。
スキルというと漠然としてわかりにくいので、僕の例を紹介します。

僕は実務1年。HTML/CSS/jQuery/WordPress/ができて、Angularというフロントエンドフレームワークをかじった状態で契約が決まりました。
大体実務2年目ぐらいの人のスキルレベルです。

フリーランスエンジニアというと、もっとレベルが高い人の話なんじゃないの?と思うかもしれませんが、実際はこんなもんです。

以下に紹介しているエージェントではどれも無料面談を行なっているので、まずは面談をしてみるのがオススメです。

面談をすると、自分が大体いくらぐらいのお給料が貰えそうか、どんな案件を紹介して貰えるかというのがわかります。

SIerの末端として勤務をしている時期に行ったのですが、人間ってもっと待遇がいいところがあると秒速で会社をやめられるということがわかりました。

プログラマーの平均年収は平成28年の厚生労働省の調査によると415万円なのですが、業界最大手のレバテックの公表しているフリーランスエンジニアの平均年収は890万円です。

多くの場合面談に行って、金額の多さに驚くことになると思います。
当時の僕は、レバテックで面談をしたのですが、参画までサポートして頂いて非常に感謝しています。

実はエージェントは複数登録したほうがいい

おそらく、これを読んでいる方は給与が圧倒的に上がればいいや!と思っていると思うのですが、エージェントには複数登録するべきです。
というのも、一社にしか登録していないと、自分の市場価値を適切に判断できないからです。

実際に僕は週5で50万円ぐらいだったのですが、複数に登録したことによって今では当時より全然いい条件で働いています。

僕が登録しているエージェント。

スキルがない方

SIerでしっかりと働いていたのであれば、スキルは付いていると思うのですがそれでもスキルが足りないんだという人もいるかもしれません。
マークアップしかやらせて貰えなかったりした場合ですかね?

そういった環境だと、実際にスキルを伸ばすのが難しいと思うので、テックエキスパートというプログラミングスクールに通うのがオススメです。

テックエキスパートに付いてざっくり説明すると就職サポートまでを行なってくれるプログラミングスクールです。

転職成功率が98%で転職できなかった場合全額保証。
そして、月額料金も29,800円とお安く、仕事を続けながら学ぶことのできるカリキュラムになっています。

おそらく見てもらったほうが早いので画像を載せちゃいます。
デデン。
これが、テックエキスパートの転職先実績です。

転職先企業

一覧を載せるとこんな感じ

  • NewsPicks
  • teamLab
  • GMO CLOUD
  • LIVESENSE
  • DMM.com
  • LIFULL
  • Gaiax
  • from scratch
  • JapanTaxi
  • iRidge
  • REVAMP
  • CUEBIC
  • U-NEXT
  • Farmnote
  • airCloset

憧れてしまうようなWeb系企業がたくさんありますよね。

テックエキスパート 年収アップ

このテックエキスパートでは、フリーランスコースというのもあり、正社員よりフリーランスになりたい方はそちらを受講するのがオススメです。

フリーランスエンジニアになったり、一流企業に転職できる可能性があるのでまずは面談にいいっちゃいましょう。
もちろん無料です。

テックエキスパートに話を聞いてみた!現役エンジニアが本気でレビュー!

一応言っておくと、WordPressのカスタマイズができれば、フリーランスエンジニアになって低給与ではなくSIerで働くこともできます。

まとめ SIerは辛いから長くいてはいけない。

ながながとSIerとWeb系に付いて語ってしまいましたが、絶対にWeb系の企業に勤めたほうがいいということが伝わったのではないでしょうか。
SIerで働いている人がSIerから脱却する方法を紹介しましたが業務未経験の方でも同じ話です。
要するにWeb系のスキルさえあればWeb系の企業に勤務することができる。

Web系に働きたくて既にスキルがある人はエージェントを利用し、ない人はプログラミングスクールに通う。
それがWeb系企業で働くための最短ルートです。

プログラマーになって1ヶ月で100万円を稼ごう

パソコンさえあれば、学歴も職歴もいりません。1,2年で月に100万円以上を狙える仕事、それがプログラマーです。

みなさんプログラマーというとIT土方だと思っていませんか?
実はそのイメージは間違いなのです。
フリーランスエンジニアの平均年収は890万円といわれていて、これは東大卒の平均年収632万円を大きく上回っています。
そして、IT系の人材不足は激しく約1000時間の勉強時間でフリーランスエンジニアを目指すことが可能です。
ここまでいうとわかると思うのですが、めちゃめちゃコスパがいいのです。
実際に1年の実務経験でフリーランスエンジニアになった私が、未経験からフリーランスエンジニアになる方法をまとめました。(無料です)
プログラマーを目指したいという方は是非チャレンジしてください。

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WINDII

実務未経験からプログラミングを初めて現在はフルリモートのフリーランスエンジニアとして活動中。

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