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フリーランスが日本に少ない理由と今後の展望【今後は圧倒的に増加します】

最終更新日:2019/05/30


どうもフリーランスでエンジニアをやっているぞえです。
最近、フリーランスエンジニアに関する情報を多く発信しているのですが、知人から以下のような質問をいただきました。

フリーランスの方が簡単に稼げるなら、なぜみんなフリーランスにならないの?

といった内容です。

今ではフリーランスエージェントに登録して、フリーランスエンジニアになるだけで収入の増える正社員の方が沢山いるのに、どうしてみんな正社員なの?
という疑問ですね。

その疑問に対してお答えすると、日本ではフリーランスという働き方が一般的ではないため、フリーランスになるのを恐れている人が多い。
そもそも、フリーランスが簡単になれて稼げるということを認知している人が少ないからです。

しかし、世の中は合理的な方向に進んでいくので日本でもフリーランスが確実に増えていくのは間違いありません。

この記事では、フリーランスがいかに合理的であるかの説明とフリーランスに関する情報(なり方)などを詳しく解説していくのでフリーランスになろうと考えている方は必見です。

フリーランスは合理的である

フリーランスという働き方は非常に合理的です。
というのも、フリーランスとして働くと、成果物ベースで報酬がすぐに増減するからです。
仕事をすればするほど稼げるし、しなければ稼げないという仕組みです。
仕事をこなすことで収入が増えるので、サボることに意味がなく、必然的に生産性が上がります。

一方会社員の場合、短期的に仕事で成果を出す意味が少なくなっているので生産性はフリーランスと比べると低くなります。
社内政治や、年齢、コミュニケーション能力等が評価基準に追加され、アウトプットする努力というものが報われにくいからです。

正社員制度というのは生産性といった観点から見た場合、弱者に優しく、強者は報われにくい制度なのです。

日本のフリーランスは少ない

日本のフリーランス人口は厚生労働省の調査によると、1100万人と労働者人口6500万人に対して約17%となっています。
会社勤めや、学生の方はこれを聞いて多いのでは?
と思うかもしれませんがこれは海外の先進国と比較すると非常に少ないです。
実際にアメリカでは2020年にフリーランスの人口は50%を超えるといわれています。

このように、先進国では合理的なフリーランスという働き方が一般的になりつつあります。
では、なぜ日本でフリーランスという働き方が定着していないのかをご説明します。

フリーランスがまだ日本で定着していない理由

フリーランスが日本で定着していない理由としてあげられるのは主に以下の2点です。

  • 正社員思考が強い
  • 国民性として流されやすく、主体性がない

パッと見て理解できないことも多いと思いますので、1つ1つ丁寧に解説します。

国民性として主体性がない。

日本人は以下の有名なブラックジョークにあるように、同調、協調性を大切にする文化があり、保守的です。

様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。
それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?
【ロシア人】には、海の方をさして「あっちにウォッカが流れていきました」と伝える。
【イタリア人】には、「海で美女が泳いでます」と伝える。
【フランス人】には、「決して海には飛び込まないで下さい」と伝える。
【イギリス人には、「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」と伝える。
【ドイツ人】には、 「規則ですので飛び込んでください」と伝える。
【アメリカ人】には、「今飛び込めば貴方はヒーローになれるでしょう」と伝える。
【中国人】には、「おいしい食材が泳いでますよ」と伝える。
【日本人】には、「みなさん飛び込んでますよ」と伝える。

同調、協調性は大切ですが、逆にいうと主体性がなく、一般的ではないフリーランスという働き方をするのには抵抗がある人が多いのです。

正社員思考が強い

日本では終身雇用信仰が根深く、一生を会社との結婚のように考える人が少なくありません。
ですので転職文化も薄く、フリーランスという働き方を検討したことがない人、中にはフリーランスすら知らないという人も多いです。
今では、欧米主義の成果重視型の会社が増えたとはいえ、未だにフリーランスという働き方への認知、関心が欧米諸国と比べ圧倒的に少なくなっています。

正社員という働き方は今後衰退していく

日本では、正社員、終身雇用を考えている方も多いとは思いますが、それらのルートは今後衰退していきます。
もちろんフリーランスの方が合理的だという理由です。

そして、過去を踏襲して何も考えずに正社員になるのは非常に危険です。
それは日本の終身雇用に耐えられる企業が少なくなっているからです。

  • 人口が逆ピラミッド
  • 低い経済成長率
  • IT革命

このご時世に終身雇用制度は維持できませんし、今後は解雇規制もゆるまっていくと思われます。

グローバルでのコスト競争の厳しさ。国境や業種を越える競争が激しくなるなか、企業は労働者に優しいとされる「日本的雇用」との向き合い方を模索せざるを得なくなっている。
出典「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか

よくわからないという方も多いと思いますので、正社員雇用の危険性を含め再度丁寧に説明します。

何も考えず正社員雇用にしがみつくのは危険

日本のよくある終身雇用制度でよくあるのが、解雇できず、定期昇格をし、定年退職金がでるというパターンの企業ですが、それらはもう過去の話になりつつあります。
というのも国が解雇規制を緩める方針だからです。
終身雇用制度自体、高度経済成長やバブル期でこそ非常に意味がある制度でしたが、今では人口も減少傾向で、経済成長率も低いのでそれらの制度を維持できなくなっています。
実際に今では早期退職を促す企業が多くなっており、終身雇用を前提として仕事をするのは非常に危険だということはトヨタの終身雇用難しい。
という発表で終身雇用制度の崩壊を感じた方も多いのではないでしょうか?

もちろん正社員の方が優れている点というのもあるのですが、今までの親世代と同じような感覚で有名企業に所属したら一生安泰という訳ではありません。
会社に甘えて、スキルがない状態でリストラ、倒産などのきっかけで転職市場に放り出された時に大幅に収入が減るという可能性も多いにあります。

実際に自分の周りでも企業が倒産し収入が激減した人がいましたが、リスクマネジメント不足です。
倒産やリストラに関しては運の要素も多いですが、フリーランスという働き方をしていればどのような局面でもダメージを食らうことはありません。

正社員とフリーランスエンジニアの比較

終身雇用を信じてずっと同じ会社にしがみつくのは危険と言いましたが、正社員にももちろんいいところがあるのでざっくりとフリーランスと比較してみました。

ボーナス 必要スキル 給与の基準 年収 福利厚生
フリーランス なし 普通以上 実力主義 多い △もしくは×
正社員 あり ほぼなし 半実力主義 普通

もちろん、案件や企業によりけりですが、一般的な話をすると、フリーランスの方が一年トータルでの給与が多いが、必要とされるスキルレベルは比較的高いです。
先ほども言いましたが、正社員制度自体弱者に優しい制度ですので、平均より仕事ができる人であればフリーランスになるのがオススメです。

会社で頑張るよりもすぐに成果が出ます。

フリーランスは自身のスキルを活かしてがっつり稼ぎたい人にオススメ

正社員にもいいところはたくさんありますが、最も特徴的なのはフリーランスのいいところは収入が圧倒的に高いという点です。

僕がエンジニアなのでエンジニアの例を出すと、一般的なエンジニアの平均年収は454万円ですが、フリーランスエンジニア の平均(フリーランスエージェント利用者の平均年収は800万円を超えています。

なので、平均以上の実力があり、早く評価されたい。
といった方はフリーランスになるのがオススメです。

最近ではフリーランスという働き方が社会に認知され始め、エージェントを利用することで簡単にフリーランスになることができるようになりました。

フリーランスになるには

フリーランスというと、自身で営業をして仕事をとってきてそれらをこなすというイメージかもしれませんが、今ではそういったタイプのフリーランスを少数派となっています。
フリーランスといっても様々なフリーランスがいますが、一般的なのはフリーランスエージェントを利用してフリーランスになるというものです。

というのも、自身で案件を探してくる必要性がな、く安定して稼ぐことができるからです。
フリーランスエージェントというのは、自身にあった案件を代理で獲得してくれる企業のことで、フリーランスエージェントに登録するだけで仕事を紹介してもらうことができます。
自身で営業をした方が、10%~20%ほど収入のいい案件をとってくることができますが、それらが面倒だという人はフリーランスエージェント(無料)を仲介した方がいいです。
実際に私自身、営業をしたことはありませんが、フリーランスになってから案件に困ったことはありません。

フリーランスはIT系が多いと思うかもしれませんが、WorkShipを利用すると、エンジニア、デザイナー、ディレクター、マーケター、人事、広報、ファイナンスなんかのフリーランス案件をご紹介してもらうことができます。

エンジニアだとこの3社がフリーランスエージェントとして優秀で私も利用しています。

  • レバテック 平均年収850万円OVER フリーランスエージェント
  • Midworks 安心保証のついたフリーランスエージェント
  • geechs  フリーランスエージェント 対応、サポートがいいことで有名

フリーランスになるのはエージェントを介して案件を紹介してもらうだけで非常に簡単です。
なので、まずは自分のスキルでフリーランスになった場合どれぐらいの案件を紹介してもらえるのかを確認するのがオススメです。

フリーランスエージェントを利用するメリット

フリーランスエージェントを利用するメリットは自分の市場価値を正確に把握することができるという点です。
多くの場合自身の思っている額よりも高い市場価値がつき驚くことになります。

僕自身の場合もフリーランスに転向して給料が2倍以上になったのですが、やったことはエージェントとの面談をしただけです。
エージェントと面談をしたところで、今の会社をやめる必要性やフリーランスに転向する義務などありません。

ですので、まずは行動に移すということが大切です。

フリーランスが日本で少ないのは主体性が足りないから。 まとめ

最近話題の終身雇用の崩壊でやっと気づいた人が多いという状態ですが、会社に依存するのは非常に危険です。
ですので、手に職をつけてしっかりと稼ぐフリーランスという働き方を検討してみてもいいのではないでしょうか?

いずれも無料で面談ができ、自身の適切な市場価値を補足することのできる便利なエージェントです。
正社員であったとしても、自身の適切な市場価値を理解していないのははっきりいって勿体ないので、まずは行動に移しましょう。

  • レバテック 平均年収850万円OVER フリーランスエージェント
  • Midworks 安心保証のついたフリーランスエージェント
  • geechs  フリーランスエージェント 対応、サポートがいいことで有名

フリーランスにならなくても3年以上同じ会社は危険信号

フリーランスを目指すのはちょっと…といった方でも3年以上同じ会社にいる人は早くその会社を卒業しましょう。
というのも、企業内でアンカリングがされている為収入が伸びにくいからです。

アンカリングというのは、先に与える情報が判断を歪め(最初の年収)適切な判断ができなくなる認知バイアスの1つ
つまり、実力があるのに育成枠の年収から伸び悩む現象

ちっちゃい子ですら、小学校、中学校、高校とどんどん成長していくのに、3年以上も同じ会社にいるのはおかしいです。
日本人の強調・同調性が評価される時代も終わり、今では主体的な人間が評価される時代となっています。

まずは転職を検討して面談という行動に移すべきです。

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WINDII

実務未経験からプログラミングを初めて現在はフルリモートのフリーランスエンジニアとして活動中。

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